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zoom RSS 三画廊合同企画展

<<   作成日時 : 2008/07/12 03:37   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

集雅堂(古美術)・香川画廊(洋画)・GALLERY ZERO(現代美術)の3軒のささやかな試みですが、大阪という街が持っている文化の一片をご覧頂けたらと切に願っております。

くらきより、くらきみちにぞ、いりぬべき、はるかにてらせ、やまのはのつき

和泉式部のこの歌は、宗教的救いを求める有名な歌ですが、
はからずも日本人の感性を暗示しています。
古来より救済は月の光に例えられてきたようです。
西洋においては太陽の光が色彩を構成する基準であり、
印象派等のように色彩はその光の元で
純度を増し認識されてきました。
では日本人が愛した月の光はどうでしょうか。
闇を背景に輝く月光は、闇が強ければ強いほど煌々と光り輝きます。
その光は強引に導くのではなく、
包み込み共に歩んでくれるような感覚を伴います。
色彩は顕然としてそこに有るのではなく、
闇に目がなれ、浮き上がるように認識されるのです。
その時間を余韻や余情として日本人は尊んできたのでしょう。
ですから黒という色彩は、
全てを包み込む色として、この国では存在しているのです。
墨の中に五彩が有るというのは、
黒の向こうに有る色彩と光を感受するという意味を、
良く言い表しているのではないでしょうか。

渡辺秀詮(集雅堂)の虎は、飄逸ながらも江戸時代の個性を感じさせてくれます。
林重義の「桟敷にて」(香川画廊)は、シンプルな人物の形態と重厚なマチエールの中に脈打つ色彩を繋ぎ止めています。
矢部奈桜子(GALLERY ZERO)のモノクロームの抽象作品からは、
現代作家の新しい感性が感じられることでしょう。
江戸から現在まで、日本の美術における黒い美しさと、
そのバリエーションの豊かさを、
この展覧会では感じ取っていただけます。

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